耳をすませば都市伝説!ストーカーしている物語だった…
耳をすませばという映画は、日常的な世界を全面に出している青春映画として、ジブリの中でも異色を放つ存在となっている。実はこの映画にはいくつかの都市伝説が存在する。耳をすませばは、青春を代表するようなイメージを持つ映画とは思えないような、都市伝説が多いのである。
「耳をすませば」の都市伝説の中のひとつである、「ストーカーしている物語」について確認していきたい。
天沢がストーカーしている物語
この都市伝説が誕生したキッカケは、あまりにも天沢聖司の行動がおかしいという点である。「耳をすませば」の物語では、主人公のしずくの事を、天沢聖司はあまりにも詳しく知りすぎている。
たとえば、しずくの読んでいる本を片っ端から借りている天沢聖司がいる。何故、しずくが読んでいる本を知っているのだろうか?
そして、天沢聖司が読書好きという設定は、ストーリーでは確認することができない。天沢聖司目線で、この物語を考えるとこのような疑問が浮かんでくるのである。
それを解釈するには、「天沢聖司は最初から、しずくのことが好きだった」という設定をすれば自然と解釈することができる。
つまりは、天沢聖司は、しずくのことをもっと知りたいということから、常にどんな本を読んでいるのかチェックしていた。そして自分も、しずくが読む、あるいは読むだろうと思われる本を借りて読んでいたことになる。
これはかなりのストーカーっぷりである。
また、天沢聖司が、しずくのことを好きなのだということはあらゆるところで感じることとなる。中学生という設定なので、思春期真っ盛りである。
どうやって素直に自分の気持ちを表現したらよいか分からず、ちょっかいを出してしまったり、わざと相手を怒らせたりしてしまうのも、この時期にやってしまうことのひとつだ。
天沢聖司も、まさにそのことをしている場面が存在する。それは、「コンクリートロードなんかないぜ」という発言や、お父さんの弁当と知りながら「お前の弁当でかいんだな」という発言をしている。これらは、しずくを怒らすことを簡単に想像することができる。
続きます・・・
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しずくに自分のことを知ってもらい、好きになってもらいたいという気持ちがあり、こういった行動を取っていると言われている。この作戦は功を奏し、しずくは聖司のことを好きになっていくのである。
「耳をすませば」の物語終盤、いよいよ天沢聖司のストーカー疑惑は確証に変わっていく。天沢聖司は、深夜にしずくの家の前でずっと待っていた。
これは、一般的にはストーカーと言われても不思議ではない。そして、しずくが出てこなかったらどうしていたのだろうか?
天沢聖司目線で物語を見ていくことにより、ストーカー疑惑はますます深まっていくのである。
こうしたことがある関係で、「耳をすませば」の都市伝説として『天沢聖司はストーカー』だというものが誕生したのだ。
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